持続性に優れる油性系塗料を使用したフロアコーティング

選ぶときは慎重に、床材との相性を考えて機能性を見極めて施工するのが油性系塗料のフロアコーティングです。家はそう何回も建てるものではないので、新築やリフォームの際に床材と一緒に決めることが多い油性のコーティング。耐久年数は家と同じ20年から30年ほど、費用がかかっても一度施工してしまえばお手入れがラクになります。コーティング剤の機能も様々で耐傷性や耐水性に加えて紫外線を防ぐもの、水は通さないけど空気や湿気を通すものと優れたコーティング剤が揃っています。

油性系塗料って何?

油性系のウレタンコーティングは昔から使われてきたコーティング剤で、学校の教室や体育館の床、ボーリング場のレーンなどに使用されてきました。耐水性や耐摩耗性に優れていて、メンテナンスが簡単です。施工の際には油性の場合は粘度が高いので溶液で薄めます。この溶液の匂いが強くて学校では長期のお休みになるときを狙って施工していたのを思い出す方が多いのではないでしょうか。

ほどほどの光沢で匂いを除けば耐久年数も5年から10年ほど、安価でできるため人気のあるフロアコーティングです。油性系塗料は床材との密着度が高いため、剥がれにくいのが特徴です。安価で施工して長持ち、特別なメンテナンスもなく補修が簡単という理由から学校の床材に使われていたと考えれば、納得できます。ほかに油性のシリコンコーティングがあります。もとはお店や事務所などのタイルに施されていたものらしくシックハウス症候群を引き起こす有害な物質を含まず、安全性に優れた素材だと言われています。耐久年数は10年から20年、耐熱性、耐水性、ペットのアンモニアや薬品も大丈夫です。滑り止めの効果があり、ハウスダストにも強いそうですが高価なことと一部の床材では使えないこともあるようなので業者に相談しましょう。

特徴としては、粘度があり塗膜に厚みがあるためほんの少し色が黄色っぽいです。長持ちするし耐性については全体的にバランスが良いことが挙げられます。油性系では、見た目の光沢重視ではなくどちらかというと耐久年数と機能性を求めているものが多いようです。これも、お部屋の用途やお手入れの具合で安全性の水性か長持ちする油性にするのか決まってきそうです。

油性系塗料のメリットとデメリット

床材との密着度が高いのでコーティングが剥がれにくい、耐水性、耐傷性、薬品への耐性があり長持ちするのが油性系のコーティング剤です。もしコーティングをやり直すときは、剥離剤が必要になります。業者の配慮で剥離剤が中性のものなら、床材へのダメージを考えてくれているとみていいでしょう。剥離剤は、使い方次第で床材の隙間へ入り込むと床材そのものが傷んでしまいます。油性のコーティング剤は長持ちするぶん剥がすのが難しくなります。

そのため、長く使うことが前提で床材を痛めたくないなら剥がさないのが理想的です。深い傷や取れない汚れがあるとか、床材の全体が経年劣化や汚れでコーティングを剥がさないと補修できないなど特別な理由がない限り、むやみに剥がさないようにしましょう。油性系の塗料の中に20年以上の耐久性があると書かれているものもあって、床材の本来の耐久年数が15年ほどだとすると、一度油性コーティングを施せば床板の補修よりも家のリフォームの時期になってしまうと思います。含まれている成分の違いがあるため、別のコーティング剤へ簡単に切り替えることができません。それを無視して施工してしまうと逆に床材を傷めて耐久年数を縮めてしまいます。床材との相性やリフォームなどの計画を考慮しつつ、油性系の塗料を慎重に選ぶことが大切です。

お部屋でいうなら人が常に集まり長く居る場所やメンテナンスが届きにくい場所に施工すると、後のお手入れがラクになります。耐久年数に応じてそれなりに費用はかかりますがメンテナンスフリーになるものもありますのでフロアコーティングの専門業者へ相談してみてください。

油性系塗料に適した床とは

油性系塗料に適している床は、新築やリフォーム時の傷や汚れのないきれいな床です。リビングやダイニングの人が常に集まる場所、水回りの床材に有効です。入居している途中でも施工は可能ですが、施工内容の金額や家具、荷物の移動費用を計算すると得策ではありません。理由は、油性の強みでもある耐久年数の長さです。新築時やリフォーム時に施工すると、20年から30年後の建て替えまでお部屋の使い方次第で保つことができます。

とくにガラスやUVコーティングの油性タイプのものは、費用はかかりますがガラスはとても硬度の高いものになり衝撃や汚れに強いのです。薬品にも耐性があり、水拭きもできます。ガラスコーティングについては、床材の紫外線による劣化を防ぎます。クッションフロアにも施工が可能で、床暖房にも対応しています。水や湿気から床材を守りたい、こまめなお手入れが苦手で新築時の床材の状態を維持したいと考えている方に向いているのです。UVコーティングは、費用がかかるものの施工期間が短く施工後は即日入居できるのが特長です。新築だけでなく中古住宅にも施工されています。職人の技と特殊な機材を使うので万が一の対策を考えてお部屋の床材を選ぶ必要があります。高級な家具などにも施工されていて、その耐久性は実証済みです。

油性塗料に適した床を選ぶというのは、相性のよい床材を選ぶことではありますが、それに加えてお部屋の用途とメンテナンスのしやすさを考えていくと自然にどの場所が良いのか見えてくると思います。業者によってたくさんの塗料が販売されていて迷うときは、床のお手入れを今後どのようにしていくのかで絞ってみるのも1つの方法です。

まとめ

お手入れを簡単にしたい、新築やリフォーム時の床を長持ちさせたい方に向いている油性系の塗料。安価なものから高価なものまで同じ塗料でも耐久年数にはかなり幅があります。素材はウレタン、シリコンからガラスまで、一度フローリングに塗膜すると、家を建て替えるまで長持ちするものがあります。耐久年数が長いぶん、費用もかかりますがメンテナンスフリーでラクです。油性なので、別の塗料に変えることは床材を傷めることになりお勧めできませんが、長持ちするという点では傷や水、薬品のすべてに耐性があり優れたコーティング剤なのです。

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