フローリングワックスの剥離方法は?

フローリングワックスの剥離は、ワックスがけよりもコツが必要です。ていねいに作業しなければ、中途半端にワックスが残ってしまい凹凸になってしまう場合もあります。またワックスの剥離作業には水分を多く使う為、作業によってフローリングの表面の接着剤の剥がれの原因になったり、フローリングの板の反りや剥がれに至ることも珍しくありません。

初めての人や不慣れな人は剥離作業のみをプロに任せることも検討しましょう。ここでは、自分でもできるワックスの剥離方法や作業における注意点をまとめていますので、参考にして下さい。

フローリングワックスを剥離する理由は?

ワックスは同じく床材の保護やつや出し目的で選ばれるフロアコーティングと比較すると、耐久性の短い日常のお手入れに近いものです。一般的なワックスの効果の持続期間は6か月から1年程度です。家族がよく過ごす部屋であったり、小さなお子さんやペットのいる部屋、汚れや摩擦の多い部屋などは目安の耐用年数より早くに、効果が無くなる場合もあります。

多くのワックス剤は、効果が薄くなったらその上に塗り重ねることができる為、半年に1回程度のスパンで上塗することで再びつや、防汚性などを取り戻します。しかし生活する上では、気を付けていても様々な汚れが床につきます。ワックスをかけておくことで、汚れが床にしみこみにくくはなりますが、よごれをすぐに拭き取ったつもりでも汚れが表面に残ってしまうことがあります。

また水分で部分的にワックスが剥がれてしまい色ムラができる場合、ペットの粗相によって白くシミになってしまうこともあります。他にも家具などを置いていた部分だけ色が違っていたり、カーペットやラグなどの滑り止めシートの跡がついてしまうなど、フローリングにはいろいろな汚れがつきます。

このようにこまめにメンテナンスをしているつもりでも、少しずつ表面に汚れが蓄積してしまい、この汚れの上にさらにワックスの上塗りをすることによって、フローリングの黒ずみとなって汚れが定着します。

この汚れが定着して黒ずんだ状態ではきれいなつやも無くなり、フローリングの表面がざらついたりワックスのメリットでもあるグリップ性も失われてしまいますので、小さな子供やペットが滑りやすい状態になります。そのためワックスの耐久性を考慮すると、半年程度を目安にワックスの上塗りをしていくのが通常ですが、4から5回に1度は塗ってあるワックスを一度全てはがしてから、ワックスを塗る必要があります。そうすることでワックスの層が薄くなり、再びきれいでつやのある床を取り戻せます。

ワックスを剥離する方法は?

ワックスを何度も塗り重ねたフローリングは汚れを巻き込んでいて、汚れとワックスの層が重なることで黒ずみとなるばかりか、光沢がなくなったり逆に汚れを巻き込んで黒光りしてしまうことがあります。こうなると本来の木の持つ美しさどころか、部屋全体の印象を悪くしてしまいますので、定期的に塗り重ねたワックスを全てきれいにはがした状態で、ワックスがけを行う必要があります。

フローリングワックスは業者に頼まなくても、自分で材料を入手して手軽にできる点や費用の面でもフロアコーティングと比較すると取り入れやすいという点が大きなメリットです。ワックスを剥がす作業は、失敗するとフローリングを傷つけたり、うまくはがせずにきれいに仕上がらないなど、マイナスイメージや失敗談をお持ちの方も多いことでしょう。

しかしコツや注意すべき点を押さえることで自分で行うことも十分可能です。慣れや経験も多きく左右する作業なので、自宅をセルフメンテナンスしたい方はぜひトライしてみて下さい。まず用意するものはワックス剥離剤、スポンジ、雑巾、ゴム手袋、バケツなどです。

他にも浮かした古いワックスをまとめて捨てられるように新聞紙か捨てても良い箱があると便利です。食べたあとのヨーグルトの容器などが丁度いいでしょう。浮いたワックスを剥がす時に使うスクレーパーもあると便利ですが、これは使わなくなったクレジットカードのような少し固めのカードで代用することもできます。

手順はまず床に剥離剤を直接たらし、スポンジで均一に伸ばします。数分待つとワックスが溶けてドロドロとしたものが浮いてくるので、これをスクレーパーなどで取り除くか、水を含ませた雑巾などで拭きます。あとは薬剤成分が残らないよう、きれいな水で洗った雑巾での拭き取りをくり返します。

1度の作業ではがしきれなければ2回から3回繰り返しますが、水分を多く伴う作業になります。フローリングはもともと水分に弱いため手早く作業することが大切ですので、一度に広範囲を作業するのではなく、少しずつ進めていくことが重要です。

ワックスの剥離に失敗する例は?

ワックスがけは手頃な価格で、自分で仕上げることが出来る点が大きなメリットですが、塗り重ねたワックスの剥離作業が欠かせません。何回かワックスの上塗りを続けて表面が黒ずんできたりざらつきが出始めたら、ワックスの剥離を検討する時期かもしれません。

しかしワックスがけよりもはがす作業の方が一般的に難しく作業も重労働になる為、うまくできずに汚くなってしまったり、見た目の問題だけでなくフローリング板そのものを傷つけてしまう場合や、反り返ったり割れてしまうなどして補修が必要になる失敗例も耳にします。

しかし普段からある程度のお手入れを続けているフローリングなら、パッケージの説明通りに作業すればきちんと仕上げられることがほとんどなので、一気に進めずに少しずつ作業してみましょう。起こりやすい失敗はフローリング板の波打ちや反り返りです。

通常の作業工程は、アルカリ性の剥離剤を塗ってから数分待ち、浮いてきた古いワックスを取り除くというものです。その作業においては剥離剤や古いワックスを取り除く際に使う水分が必要で、水分に強くないフローリングにとっては過酷な作業です。

剥離剤や水分が目地から入り込み、板が膨張して反り返ったり波打つ原因になります。このような失敗を避けるには必ずパッケージで指定されている通りの待ち時間で作業することと、浮いたワックスの除去作業を手早く済ませることです。長く水気にさらされることでフローリングにダメージを与えることになります。

また近年は木の粉や紙などをビニールコーティングしたものを材料にしているものもあり、このような材質はさらに水分に弱い為、剥離剤を買う際には水を吸い込みにくいゼリータイプの剥離剤を選ぶなどの工夫も必要です。またワックスの剥離が不十分だと、次にワックスがけをした際に、古いワックスが残っている部分だけムラになり強く光沢が出てしまいますので、一度の作業時間は手早く短時間で済ませるようにしながら、きちんと取れるまで何度か繰り替えし行いましょう。

まとめ

フローリングワックスには剥離作業が必要であることを知らない人も意外と多いのではないでしょうか。手軽に取り入れ床をメンテナンスできる点でワックスはメリットが大きいですが、ワックスを剥がす作業は少し神経を使う作業でもあります。しかし普段から定期的にメンテナンスを行っていれば、剥離作業もパッケージ通りの工程で問題なく作業できます。自分でケアすることで自宅の床の特徴や性質を知り、一生懸命になって手に入れたマイホームを自分の手で磨きあげていくことができます。とはいえ万一失敗した際にコストが高くつく場合もありますので、出来る範囲で少しずつトライしてみて下さい。

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