フローリングワックスの耐久性と選び方

フローリングワックスは、フローリングの耐久性を高めたりつやを出して明るい室内の雰囲気を演出するのに使われます。フロアコーティングの施行と比較され、どちらを選ぶか迷う人も多いと思いますが、適度なつやと比較的安価な費用がメリットです。

しかし耐久性が低いことからフロアコーティングと比較すると、より細かなメンテナンスが必要になります。ワックスにもいくつか種類がありその耐久性や仕上がりに差があります。

フロアコーティングとの違いや選び方などを解説していますので、特徴を知って自分にあったものを選ぶようにしましょう。

フローリングワックスとは

フローリングワックスはフローリングの表面を保護するために塗布するものです。傷や摩擦守り、表面につやを出してきれいに見せる効果があります。他にも滑りにくくしたり、汚れが床に染み込むのを防ぎ、日々の掃除を楽にできるなど様々なメリットがあります。

床暖房のフローリングにも使える他、素人でも専用モップで簡単に塗布できる液体タイプという点で気軽に取り入れることができ、中にはシートに薬剤が染み込ませてあり部屋全体でなくスポット使いのできるタイプもあります。一般家庭用のワックスは低濃度のウレタン樹脂を使用したもので、その効果は1ヶ月から6ヶ月程度と耐久性があまり長くない点がデメリットとしてよくあげられますが、定期的に塗り直したりメンテナンスをすることでその効果を保つことができます。

一方業務用のものは高濃度のウレタン樹脂を使用していて、一般家庭用のものと比較すると数倍の厚さの保護膜で、耐久性も6ヶ月から2年程度と長期間効果が持続します。ホームセンターによっては取り扱っている場合もあり、通販で購入することもできますが、樹脂成分量の高さから塗りムラができやすいなど作業性の悪さがデメリットとしてあるため、DIYなどで作業に抵抗の無い方や慣れている方向けといえます。

短所として耐久性の悪さを紹介しましたが、他にも水分に弱いという点があります。1度ワックスを塗布したあとのお手入れは乾拭きが固く絞った布で拭く程度で美しさを保てますが、徐々につやが無くなるなど効果が低くなりますので数ヶ月おきに塗り直しが必要になります。

その際普段のお手入れや掃除で落としきれなかった汚れやほこりが、ワックス層に入り込みフローリング表面の黒ずみとなって表れるため、塗り直しを行う際に、数回に一度の頻度で剥離作業を行いましょう。また水分をこぼした際は、放置するとその部分のワックスが剥がれてしまいますので、すぐに拭き取ることが重要です。

フローリングワックスとフロアコーティングの違い

フローリングワックス以外にも、フローリングをきれいに見せたり保護する方法に、フロアコーティングがあり、それぞれに特徴があります。まずフローリングワックスについてですが、業者に依頼もできますが、ホームセンターなどで材料を購入し自分で作業できる点が特徴です。安価に手に入る材料で取り入れられる点もメリットです。

一方デメリットとしては耐久性や耐摩擦性の低さがあげられ、その耐久性はおよそ6か月程度です。その為、定期的に上塗りをすることで保護膜を維持する必要があります。現在では耐用年数の長い物やプロの使う業者向けのものもありますが、成分が濃い為に素人や不慣れな人には作業しづらいというデメリットがあります。

またワックスは手軽で経済的にフローリングを保護できる反面、汚れを抱き込みやすいという性質があります。日々の掃除で落としきれなかった汚れが黒ずみとなりやすいため、定期的に剥離する作業も必要ですが、素人には少し難しい作業でもあります。

剥離作業だけを業者に依頼することも可能なので、心配な方はプロに任せましょう。いずれにして手軽に取り入れられる一方で、時間的余裕があり完璧な仕上がりよりも、作業やお手入れ自体を楽しめる方向きと言えます。

一方フロアコーティングは、業者にコーティング作業を依頼します。内装工事にも近いイメージで、一度施工すれば10年から30年程度の耐久性能のあるものです。また防汚性や耐摩擦性にもすぐれ、コーティング後のお手入れは乾いた布や化学モップなどでの拭き掃除で済みますので、普段の掃除やお手入れが格段に楽になります。

先に述べたように、ワックスの場合は耐久年数が短い為に、一度の塗布は経済的ですが何度も塗り直しを行います。数十年という長いスパンで見た場合、フロアコーティングの方が経済的になる場合も多いでしょう。それぞれの特徴を理解し、自分の性格やフローリングに合う方法を見つけて下さい。

フローリングワックスの選び方

ワックスでフローリングの保護を行う場合、どのようなものを選べばよいでしょうか。ワックスはホームセンターで購入でき、メーカーや機能性により価格はまちまちですが、オーソドックスなものでは数百円で購入できます。30帖で500ミリリットルが目安の使用量なので、全ての部屋に作業したとしても数千円程度の費用で済みます。

一般的には、家族構成や年齢、ペットの有無などによって、部屋の使用頻度や汚れ方に差が出るものです。その為、部屋に応たものを使用することで、汚れ方や摩擦量に応じた対策を施すことが可能です。ホームセンターなどで広く販売されているものの多くは一般家庭向けのものです。

低濃度の樹脂を配合したものが主流ですが、中には高濃度の樹脂を配合した業務用タイプもあります。濃度が濃い分、不慣れな人では扱いにくい面がありますが、保護膜が厚く耐久性に優れます。様々な種類が販売されていますので、部屋に合ったものを用意しましょう。

基本的に初めての人は汎用性の高いベーシックタイプが作業しやすく失敗が少ないでしょう。クッションフロアを含め様々な床材に使用できる物が多い上、布巾などでうすく塗り広げて乾かすだけで、簡単につやがあり汚れや傷に強いフローリングになります。耐久性は6か月程度と短い為、定期的に塗り直します。

同じくベーシックタイプには、床の色に合わせて選べる色の配合されたものや、UV塗装や床暖房対応タイプもあります。他にも耐水性があり、耐用年数も1年程度と少し効果の長持ちするもの、またつやのある床が好みで無い人にはつやなしのタイプを扱うメーカーもあります。

ハイグレードなものでは鏡面仕上げのような光沢の出るものや、防水性や耐久性能に特化したものなどがあり、耐久年数が2年程度持続するタイプもあります。ペットや小さなお子さんの過ごす部屋など、傷のつきやすい部屋や水分や油汚れのつきやすい部屋、キッチンなどにおすすめです。

まとめ

フローリングワックスは何といっても自分でできるという点が大きな特徴で、様々なタイプが簡単に手に入ります。全ての部屋を自分で作業するのは重労働ですし大変ですが、そうじて自分で苦労しながら時には失敗しながらも手をかけていくことで、愛着が湧くと同時に床のメンテナンス技術も向上していきます。完璧な仕上がりにこだわりのある方は別として、自分ですることを楽しめる方は、きっと自分にあった材料が見つかりますので、ぜひトライしてみて下さい。

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