ノンワックスのフロアコーティングとは?

フローリングが汚れてきて、小さな傷も目立つようになってきたからメンテナンスしたいけど、ノンワックスだからフロアコーティング出来ない…そう考えている人は多い筈です。しかし、シートフローリングや無垢材フローリングでもフロアコーティングは可能なのです。美しいフローリングを維持する為にも、是非ご一読下さい。

ノンワックスって何?

新築建設やリフォームの際に決めておかなければならない事は多々ありますが、フローリングについても同様です。床材一つ替えるだけでも、部屋の印象は大きく異なってきてしまう為、フローリング材選びは慎重に行いましょう。そもそもフローリングと一言で言っても、実は様々な種類が存在するという事をご存知でしょうか。

一つが複合フローリング材と呼ばれるもの。これは現在多くの住宅で取り入れられているフローリング材なのですが、合板を幾層に貼り合わせた成形板の表面に、薄い天然材を貼り合わせている床材です。素地は合板ですが表面が天然材である為に、色調深い、高級感ある仕上がりとなります。次に無垢材フローリング。これは文字通り天然材だけで作られたフローリング材です。天然木が放つシックな外見に加え優しい質感が、部屋の雰囲気をより格調高いものにしてくれます。ただし、天然木材を使用している為に、木材の反りや割れといったトラブルが生じやすく、普段のお手入れも難しいという側面も持っています。

そして3つ目が、近年、特に施工数が伸びていると言われている、ワックスフリーと呼ばれる床材です。これはおが屑状の木材を接着剤で固めて成形板に、その表面に木目調の多層シートを貼り合わせて作られる床材であったり、成形板となるような木材を使用せずそのまま木目調のフィルムシートを貼るような、シートフローリングなどを意味します。これらの床材は元より表面加工が施されていたり、フィルムシートが水性の物質を弾くという特性がある為ワックスを掛けなくてもいいとされているのです。安価で施工もしやすい為、業者も依頼者にも負担をかけないフローリング材として特に注目を集めています。

ノンワックスでもワックスがけは必要なのか?

近年需要が伸びているノンワックスフローリング。価格の安さや施工のしやすさから、依頼される人は多いようですが、意外にもその意味を十分理解せずに、施工後になってその手入れ方法に困っている人は後を絶ちません。そもそもノンワックスフローリングは何もかけてはいけないという意味ではなく、塗膜剤をかけなくてもある程度綺麗な状態を保つ事が可能である、という事を意味します。よってコーティング等の塗膜剤を塗布する事が禁止されているわけではありません。(シートフローリングタイプなど、フローリングの種類によっては水性の塗膜剤が塗布出来ないものもあります。詳しくはその都度業者に問い合わせてみる事をおすすめします。)

更に通常のフローリングに比べ、シートタイプのフローリングは、柔らかく傷が付きやすく、長期的な耐久性が確保されないというデメリットが存在します。よってむしろ、コーティングを行えるのであれば施工しておいた方がフローリングを長く保つ事が出来るのです。塗膜剤は通常、水性剤を塗布するコーティング(一般的にワックスと呼ばれる)と、油性の塗膜剤を塗布するフロアコーティングが存在しますが、シートフローリングは表面加工を施されている為に水性剤を弾きますし、却って汚れの原因にもなりかねません。水性塗膜剤とフロアコーティングはどちらも床材に塗膜薬剤を施す事で共通していますが、フロアコーティングは傷や衝動に対する耐久性を上げるという面に長け、水性塗膜剤は艶出し効果をもたらす面に長けているとされています。

よって、耐久性の低いシートフローリングであれば、フロアコーティングがおすすめです。とはいえ、シートフローリングの場合は、使用してもいい塗膜剤かどうかの見極めが難しく、より専門的見識が必要とされます。コーティングをするにあたっては、業者選びが特に重要となる為、決して値段だけで決めず、技術を伴った優良業者かどうかを見極めるよう注意して下さい。

ノンワックスの上からフロアコーティングするとどうなるのか

ノンワックスフローリングはワックスを掛けてはいけないという意味で捉えている人も多いようですが、決してそうではありません。表面加工が施されている為、塗膜剤等を掛けなくても一定期間状態を保てるとされたフローリング材である事を意味するだけであり、コーティング行為をしてはいけないという事とは異なります。むしろノンワックスフローリングと指定されたフローリング材は、短期的な保護能力は保証されていますが、長期的な保護能力に欠けている側面があるのです。

とはいっても、市販のワックスを使用すれば、表面に施された加工剤によって薬剤を弾いてしまったり、素人が施工すると却ってフローリングの汚れが目立ってしまう事態にもなりかねません。コーティングをしたい場合は必ず専門の業者に依頼するか、自分で行うならば住宅の建築業者に問い合わせ、使用しても良い塗膜薬剤かを確認した上で行う必要があります。基本的にノンワックスフローリングであるからといって、他のフローリングと比べて、コーティング後の見た目に大きな違いがある訳ではありません。

作業方法も通常のコーティングの流れと同じく、業者が使用可能である塗膜剤や塗膜方法を検査した上で、塗膜剤の剥離(予め塗布されている場合)の後で清掃を施し、塗膜剤の塗布、そしてUV照射で硬化という流れとなります。フロアコーティングは、毎日の手入れをより簡単にし、キズや凹みなどによる耐久性を上げ、防水性を高め、且つフローリングの艶出し効果を上げるという機能を備えています。こういったメリット面を考えると、たとえノンワックスフローリングといえども長期的な観点でフローリングの状態を保護していたい人にとっては、フロアコーティングは何よりもおすすめな方法と言えるのです。

まとめ

業者にとって施工しやすいシートや複合フローリングは、今後も更に市場が拡大していくだろうと予想されます。その為に、正しいフローリング知識が必要となってきます。ノンワックスと聞くと、コーティング塗布が禁止であるかのようなイメージを抱きますが、実際そうではありません。より美しく、より強度を保つ為にもフロアコーティングはおすすめの方法です。是非正しい知識を持って、これからのフローリングの手入れに役立てて下さい。

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