安全性重視の水性系塗料を使用したフロアコーティング

床材への負担が少なく、自由度が高いのが水性フロアコーティングの特長です。耐久年数は短いのですが、安価で取り入れることができて塗料の安全性が高いので小さなお子さんが居るご家庭にも人気がある塗料です。コーティングの剥離も簡単でマニキュア感覚で試すことができます。居住中のお部屋にもコーティングが可能で、こまめに床のお手入れをする方に向いている水性コーティング、水性なのに水拭きが可能なものが販売され注目度があがっています。

水性系塗料って何?

塗料には絵の具と同じように水性と油性のものがあります。主な水性系の塗料は水性アクリルと水性ウレタンコーティングです。特長としてコーティング剤の扱いやすさがあります。水性アクリルコーティングでは剥離させるのが難しくないので気に入らなければマニキュアの感覚でやり直しが簡単にできること、剥離の際の床材への負担も少なく安価で施工が可能であることがメリットとして挙げられます。

水性アクリルコーティングの最大の魅力はコーティング後の艶、光沢です。艶を維持したいがために定期的に水性アクリルコーティングを施す方もおられるようです。安全性を重視する方や水回りもコーティングしたいなら水性ウレタンコーティングがお勧めです。水溶性の樹脂を使用し揮発性有機化合物(VOC)が少し入っていますが、ほかのものと比べると量が少なく匂いを抑えたもので安全性が高いとされています。使用した道具は水で洗い流せるので環境にも優しいのです。業者によってオリジナルで開発されたコーティング剤が多数存在し有機溶剤をほとんど使用していないものがあるため居住中でも施工が可能となっています。コーティング剤の種類により1日の施工で終わります。

近年のウレタンコーティングではワックスの耐久年数を超えたものも多く、水性と名前が付きながら水拭きが可能です。先で引っ越しが決まっているような方に向いていて、3年から長いものでは10年ほどの耐久性があるコーティングです。床材の艶出しについてはある程度のコントロールが可能で、数パターンから選択できるようになっています。ほとんどの床材に対してのコーティングができ、ウレタンには床暖房に対応しているものがありますのでフロアコーティングの専門業者へ問い合わせてみましょう。

水性系塗料のメリットとデメリット

気軽に低価格でフローリングに塗膜ができる水性系塗料ですが、メリットは安全性が高いこと簡単に剥離してマニキュアのようにコーティングが試せること、艶出しに優れていることが挙げられました。しかし、手軽さの一方でデメリットもあります。油性のものと比べると水性のアクリル・ウレタンコーティングでは耐久年数が短いことです。

アクリルについては1年から2年くらい、ウレタンでは長いものでも2年から10年ほどの差があります。その業者でコーティング剤の配合率が違うのと、重ね塗りをすることで耐久年数が変わってくるのです。先で引っ越しの予定がある方や、リフォームまでのつなぎとして考えるなら水性系塗料のほうが安価で済みます。ワックスより塗膜は厚いのですが 細かい傷がつきやすく、その分メンテナンスが簡単で艶がなくなってきたら市販のワックスでも対応できるものがあります。どちらも薬品が苦手です。アクリルの場合はカラ拭きが基本のお手入れ方法です。ウレタンコーティングのお手入れ用の洗剤はコーティングに影響が出ない中性のものを薄めて使ったり、化学洗剤を含まないモップがけや水拭きで充分汚れが落ちるようになっています。余分なものを使わないので、小さなお子さんがおられるご家庭でも安心です。床材の保護やつや出しだけではなく、滑り止めの効果をもつものがあります。

また木材のフローリングでは湿気や乾燥に弱いので適度に調湿してコーティングとともに長持ちさせましょう。施工時の揮発性有機化合物(VOC)のリスクが低いため、新築やリフォーム以外でも居住中でもフローリングの補修と保護をしたい方が施工しやすい水性フロアコーティングです。

水性系塗料に適した床とは

水性系の塗料に適した床は、ワックスの剥離や汚れ落としが可能でハード系などの特殊コーティングを施していないもの、お手入れがしやすいお部屋ではないでしょうか。ハード系のフロアコーティングについては、部分補修ができるものの、長年にわたる耐久性があることから剥離は難しいとされています。無理に剥がす行為は床材への負担になってしまい、できれば避けたいところです。無垢材やコルクのような液剤が染み込むタイプの床材には専用のコーティング剤やワックスがありますので業者に尋ねてみてください。

どの床材にも共通して言えることは、問い合わせの際には床材のメーカー名と型番があると回答までの時間短縮になります。どちらの塗料でも、居住中であれば床材の状態次第で施工ができない場合があります。床材の傷みが激しいと、補修では間に合わないこともありコーティングをしても充分な効果が発揮できないのです。床材の材質に限らず、お部屋の管理のしやすさもコーティングの施工につながると思います。家具や荷物の部屋からの運び出しや、作業がしやすい場所では水性系のコーティングでも充分ではないでしょうか。こまめなお手入れが可能なら、塗り重ねることによって塗膜がしっかりしたものになり耐久年数が伸ばせます。床材もコーティングも長い目でみれば消耗品です。お部屋の使用頻度や使い方、その後のメンテナンスでも結果が左右されます。

どのコーティング、床材についても経年による劣化や変色は避けられない部分がありますので、安全が最優先でなるべく安価でメンテナンス費用を済ませたいと思う方や、手軽にいつでも簡単にコーティングができる場所には水性フロアコーティングが向いているのかもしれません。

まとめ

家族の安全を第一に考えるなら、水性系の塗料がおすすめです。効果が気に入らなければ、簡単に剥離できて別の塗料を試すことができます。何より、新築や中古を気にせず居住中でも空気をほとんど汚すことなくコーティングができるのです。安価なので費用もそこまでかからず重ね塗りすることで耐久年数を伸ばせます。期間限定で住むつもりの方、こまめにお手入れをする方やお部屋のメンテナンスがしやすい場所に向いているのです。

TOPへ戻る