教えます!フロアコーティングのトラブル回避術

フロアコーティングの施行中にはどんなトラブルが起きやすいでしょうか。施工主と業者間での説明不足や勘違いによって発生するトラブルであったり、施行中の技術やミスによるトラブルも考えられます。どんなトラブルが想定できるのか、それを回避する術はあるのか、事前に防ぐことはできるのかなどを含めて紹介していきたいと思います。

建物や家具に傷がついたり破損したりすることも

ひとつ目に考えられるのは、施行中に建物や家具に傷が付いてしまったり、最悪のケースだと破損してしまったというパターンです。実際に業者が準備をしている段階、もしくは施行中に何らかの失敗をして家具等を傷付けてしまった実例はあるのです。また、家具だけではなく床に近い幅木やドアなどを破損してしまったというケースもあります。

業者側のミスであることが明らかであれば、何らかの補償はしてくれるとは思いますが、施工が終わるまで黙っている業者も中にはいるのです。その場合だと、施工が完全に終了した引き渡し後に施工主が気付くことになり、引き渡し後に言われても業者がやったという証拠がないため、はね返されるパターンも想定されます。

これは完全に悪質な業者のパターンですが、家具等を傷付けられた上に責任を押し付けられたという二重トラブルは実際に起きています。こういった業者側の破損トラブルは、コーティング作業に入る前にしっかりと養生していなかったり、多少雑に扱ったことによるミスがほとんどです。養生をしっかりしているか、傷を付けずに作業をしているか、自分の目で確認したいものですが、作業中は中には入れてもらえません。事前に業者さんに傷が付かないよう養生作業をしっかりするように依頼することも大切ですが、言い方によっては角が立ってしまいます。

大切な家具や傷が付きやすそうだと思う箇所は、予め写真を撮って証拠を残しておくという回避方法もあります。施工後、問題がなく不要だった場合はそのまま写真を捨ててしまえばいいだけですし、写真を撮られていることが業者側に知られていなければ角も立たずに済みます。逆に必要な時には決定的な証拠になります。日付や時間なども記録できる写真だと尚いいでしょう。

硬化が十分でないと、傷がついてしまう

フロアコーティングの施工後は、コーティング剤が十分に乾くまでの時間が必要になります。コーティング剤の種類によっては丸一日掛かる場合もありますし、半日くらい掛かる場合もあります。乾かし方も自然乾燥である場合や、専用の照射機を使って光で乾かす方法などがあります。いずれにせよ、乾き方が十分でないと様々なトラブルが起きてしまいます。コーティング剤が十分に乾いていないことでべたつきが残り、触れた痕が付いてしまったり傷が付いてしまう場合もあります。

綺麗な光沢を出すべきはずのフローリングが、十分に硬化されていないことによって汚い見栄えになってしまうのです。原因は色々考えられますが、気温や湿度などの自然環境のせいである場合や、コーティング剤そのものに問題がある場合、光の照射が不十分だった場合などです。対処法はコーティング剤によって異なっており、中には修復が難しいものもあります。

まず、一番簡単に修復できるのはUVコーティング剤です。こちらは自然乾燥とは違い、専用の照射機によって光を当てながら硬化していく乾燥法なのです。ですので、未硬化の部分の塗料を一旦ふき取り、再度キレイに塗り直してから照射を十分に掛ければ解決します。

逆に修復が難しいのが、ガラスコーティングやシリコンコーティングです。
これらは自然乾燥ですが、再度時間を置いて様子を見てみるか、全てのコーティング剤をふき取って再度塗り直すという方法しか残っていません。しかも、時間を置いてから未硬化の傷付いた部分を直すのは難しいですし、全てふき取ったとしても中途半端に硬化してる箇所をふき取る際に床に傷を付けてしまうという二重トラブルも想定できます。ガラスやシリコンを選んだ際には硬化するまでのことも十分に考慮しなければいけません。

異臭が問題にならないように周囲への配慮が必要

フロアコーティングの塗料は、種類によっては刺激のある臭いを放つものもあります。マンションやアパートなどの集合住宅であれば、作業中に近隣まで異臭が行き渡ってしまうというトラブルが想定されるため注意が必要です。確かに、何も知らずに隣の住宅からおかしな臭いがしてくれば、何かあったのかと思いますし、洗濯物を干してる場合なども臭いが移ってしまうので迷惑だと感じるでしょう。

業者さんによっては、施工する前に近隣へお知らせしてくれるところもありますし、エレベーターや掲示板などに張り紙をしてくれる場合もあります。ですが、すべての業者さんが親切に動いてくれるとは限りませんし、業者さんへ任せきりにした結果、後にクレームが来てしまったというケースもあります。予め管理人さんへフロアコーティングする旨を伝えておき、近隣の住民の方へアナウンスしてもらうようお願いしておいたり、自ら隣、上下の住民さんへ挨拶をしておくなどの配慮が必要です。

長年住んでいれば、何らかのメンテナンスをしたり工事をして手を加えたりということは必要になってきます。その時に発生する騒音や異臭などはお互いさまです。ですが、やはり何も知らされずに急に大きな音がしたり、今まで嗅いだ事のないような異臭を感じれば誰でも迷惑に感じます。何らかの形で事前に近所の方々へはお知らせするように配慮しましょう。

しかし、ただ「臭うと思いますので」とだけアナウンスしておいても、どの程度の臭いなのか、窓を閉めても臭ってくるのか、ベランダに洗濯物は出さない方がいいのか、迷ってしまう住民さんもいると思います。どの程度の臭いなのか、施工の当日近隣の方々はどう過ごすべきなのか、一度業者さんへ相談してみることをおすすめします。的確な指示をもらえることで近隣とのトラブルを避けられるでしょう。

まとめ

細かいようですが、施行中にも様々なトラブルが想定できます。業者の方も近隣の方も、そして施工主であるあなたも気持ち良く終われるように、事前に回避できることや準備できることは済ませておいた方がいいでしょう。せっかく高いお金を払って床をキレイにしてもらうのですから、他のこともスムーズに事運ぶように配慮しましょう。

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