マンションにフロアコーティングは必要?

マンションの多くは、床がフローリングになっています。トイレなどの水回りのみクッションフロアで、それ以外はフローリングになっているという物件も多いと思います。一戸建ての注文住宅と違い、マンションの設計や内装などに入居者自身が関わる場面は非常に少ないため、販売会社が部屋の引き渡し前に施工を勧めるケースもあるようです。

せっかく大金を払い吟味を重ねて購入したマンションですから、少しでも長く新築当時の状態を保つため、コーティングを検討する人も多いようです。ここではマンションにおけるフロアコーティングの必要性やタイミングなどを紹介しています。

マンションでもフロアコーティングをする理由は

多くのマンションは床がフローリングになっています。古い物件では防音対策にカーペットが敷いてある物件もあるようですが、新築や築年数の浅いマンションでは、廊下をはじめキッチン、リビング、居室部分までほとんどの床がフローリングになっていて、水回り部分のみクッションフロアという場合もあります。それだけフローリングは室内を明るく見せ、ナチュラルな木の温もりを演出できるということでしょう。

特にマンションの場合はその構造上、特に立地条件や間取りによっては自然光を取り込める部分が少なくなりがちで、戸建て住宅と比較すると閉鎖的な空間になる場合もあります。また庭のような開けた場所を設けにくいため、内装や床材で明るい雰囲気にしたいと考える人も多いでしょう。その為フローリングを少しでも長く傷やくすみの無い状態で保ちたいとの思いから、フロアコーティングを施工する人が多いのです。

しかしその一方で、建設会社によって建てられたマンションは販売会社やディベロッパーにより分譲され、購入者が完成前に内装や構造などに注文をつけることはありません。その為フロアコーティングがフローリングの耐久性向上や日常のお手入れの負担軽減に有用であることを知らない人も多く、家具類を搬入し入居てしてから知る場合もあり、コーティングを諦め自分でワックスがけをする人もいます。

最近では販売会社が導入を勧めたり、購入者を対象としたオプション会などで選ぶことができる場合もあります。このように、フローリングが室内の雰囲気づくりに影響を与えるという理由以外にも、マンションの資産価値の維持を目的にフロアコーティングをする人もいます。

将来的に売却予定があったり、現状は無くても資産価値をできるだけ落とさないようにする為には、日常生活での傷や経年劣化のスピードを極力抑えたいものです。定期的に自分でワックスがけをしたり、傷つかないように気をつけながら生活するのもストレスを強いられる為、入居前にコーティング施工をした方が長期的に見た場合、経済的にも労力の面でもお得になります。

フロアコーティングはいつすればよい?

マンションにフロアコーティングをする場合、いつ施工すればよいでしょうか。入居中でも施工することはできますが、最も最適なタイミングは、やはり入居を始める前です。フロアコーティングを行う場合は、家具や家電製品などの無い状態で施工しなければなりません。

引っ越しが完了してしまうと、冷蔵庫やソファなどの大型の家具類は移動させるのが大変な上、搬入や移動の際に細かな傷をつけてしまうかもしれません。さらに短期間でも生活を始めていた場合キッチンや洗面所などの水回りでは、水分や油が跳ねたりして床を傷める原因になります。

他には紫外線も床材やフローリングを傷めたり変色の原因になりますので、直射日光のあたる窓の付近は要注意です。このように物理的に室内に物が無い方がスムーズという理由以外にも、施工完了後の乾燥時間があります。

コーティング法によって乾燥に必要な時間は異なり、早いものであれば数時間から8時間程度で完全に乾きますが、例えばガラスコーティングでは2日程度、比較的安価で人気もあるウレタンコーティングやシリコンコーティングでは2日から3日程度かかり、完全硬化までには約1か月程必要な場合もあります。天候にも左右されることもあり、さらに日数が必要になる場合もありますので、入居中の場合は待機場所や宿泊先の確保も考えなければなりません。

最後にコーティングに使用した液剤の匂いの問題です。油性の揮発性物質を含む材料を使用した場合は、施工後にシンナー臭が残ることがあります。臭いに敏感な人やアレルギーの人、また小さなお子さんやペットのいる家庭は、臭いが残った状態で生活を始めるのは心配でしょう。

その点新築時や入居前であれば、入居のタイミングに合わせて済ませることができますので、安心して新生活を始められます。以上の点から、引っ越しやマンション購入の際は、生活を始める前にコーティングを依頼した方が賢明と言えます。中には入居中のコーティング施工を苦手とする業者もあり、入居中や中古物件への施工を取り扱わない業者もありますので、事前にきちんと相談しましょう。

中古マンションではコーティングしない方が良い?

ここまで、マンションの場合も資産価値の維持や室内の雰囲気を考えると、入居するタイミングに合わせてフロアコーティングをした方がよいと紹介しました。それでは中古マンションの場合はどうでしょうか。中古の場合は、前の持ち主のメンテナンスに対する意識や実際にどのような手入れをしていたかがとても重要です。

特にフローリングをはじめ床は、毎日家族の生活するスペースで様々な衝撃や摩擦にさらされる為、それぞれの家庭の生活スタイルや家族構成にあわせた摩耗や劣化をします。縁やタイミング、様々な条件をクリアしてせっかく出会った物件ですから、現状を維持する為のお手入れをしながら、自分だけのくつろぎ空間に仕上げていきたいものです。したがって、中古物件を購入した場合もフロアコーティングを施してから入居した方がよいでしょう。

しかし中古の場合、将来的にどの程度の期間住む予定なのか、また実際のフローリングの傷み具合などを考慮してコーティングすべきか、またコーティングの種類を検討すべきでしょう。築年数の経っているマンションを購入しフローリングも傷や劣化がひどい場合、傷んだ床に対して耐久性を高めるコーティングを施しても本来のコーティング効果を発揮できません。

高価な費用を投じるのですから、最大限の耐久性と効果を得たいものです。フローリングが劣化している場合、多少の傷や損傷であればコーティング時に業者が修復できる場合もあります。しかし修復できる範囲でない場合は部屋のリフォームを検討する際に、一緒にフローリングの張り替えも検討する必要もあるでしょう。また、マンションの前の持ち主がワックスで手入れをしていた場合にも注意が必要です。

何度もワックスの塗り直しを続けたフローリングは、一見つやがありきれいに見えますが、黒光りしてしまい本来のフローリングの色や美しい木目を損なっている場合もあります。きちんとワックスを剥離してからフロアコーティングの施工を行う必要があるのですが、剥離作業は職人の腕により仕上がりに差が出やすい作業ですので、時間をかけて業者選びをしましょう。

まとめ

新築マンションで新生活を始める場合はもとより、中古マンションを購入してリフォームをする場合も、いずれも家族の生活を支えている床をきちんとケアすることの重要性をお伝えしてきました。

また高齢の方やお子さん、ペットなどの家族構成によって、フロアコーティングを施すことですべりにくい安全で快適な空間を作ることができます。そして中古を購入した場合も、中古だからこそていねいにケアすることで自分の家に愛着が湧きますし、リフォームや張り替えを行わなくても元の美しさを取り戻すことができます。

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