フロアコーティングの際に知っておきたい、耐屈曲性について

耐屈曲性という言葉をご存知でしょうか。フロアコーティングをする際には重要事項となる言葉で、何も知らないまま工事をすると、トラブルに繋がってしまう可能性もあります。施工する前に、依頼者が最低限知っておくべき言葉をピックアップしてみました。コーティングをする前に、フローリングの特性を是非知っておきましょう。

耐屈曲性って何?

せっかくフロアコーティングをするならば、フローリングの状態を長持ちさせ、且つ艶のある綺麗なフローリングにしたいものです。フロアコーティングしたにも関わらず、傷や亀裂が生じてしまうなんてもっての外、そう考える人は少なくないはずです。

しかしフロアコーティングを施したにも関わらず、亀裂が生じてしまう事も決して珍しくはありません。例えば値段ばかりに捉われてしまい、安価な工事をしてしまったり、悪質な業者に引っかかってしまえば満足のいく工事が出来なのは当然ですが、それ以上に、私達が予めコーティングについて正しい知識を身に着けておく事も重要となるのです。特に、木材を使用しないシートフローリング以外の床材を使用している際に重要視しておきたいのが、耐屈曲性について。耐屈曲性とは文字通り、しなったり曲がったりする動きに耐え得る度合いを意味します。木材は通常、寒暖や空気中の水分量によって膨張と収縮を繰り返します。特に天然木材を床材に使用するならば、この膨張と収縮の度合いは激しく、部屋の雰囲気に大きな変化をもたらします。天然木材はまるで木々が呼吸をしているような柔らかな印象を与えてくれ、部屋が落ち着いた柔らかな雰囲気にしてくれると大変評価されていますが、同時に、床材の反りやひび割れが難点として挙げられます。

フロアコーティングはこうした木床材の反りやひび割れを防ぐ効果もあるのですが、コーティング種類によっては耐屈曲性に乏しい方法もあり、せっかくコーティングを施しても床材がひび割れてしまうといったケースも珍しくありません。コーティングを考えている方は、是非耐屈曲性に強いコーティング方法であるかについて考慮された方が良いでしょう。

耐屈曲性の決め手はフローリングの材質

フローリングの反りやひび割れを防ぐには、フロアコーティングの耐屈曲性が大事。とは言っても、耐屈曲性だけが重要事項である訳ではありません。工事の値段も気になりますし、耐久性も気になるところ。どの項目を重要視するかは、フローリングの材質によって大きく異なるとされており、予め床材とコーティング種類の関係性をしっかり把握しておく事が大事なのです。フローリング材は、大きく2種類に分かれます。

一つが合板フローリングであり、もう一つが無垢フローリングと呼ばれるもの。合板フローリングは複層的に合板を接着剤で貼り合わせ、表面に木材のシートを貼り合わせたフローリング材を指します。多くのハウスメーカーで取り扱われている種類であり、安価で大量生産可能、住居する側も手入れもしやすいというメリット面がありますが、板を重複して貼り合わせている為に圧力に弱く、耐久性に乏しいというデメリット面が存在します。

一方、無垢フローリングは木を丸ごと、加工せずに使用しする方法を指します。天然の木は夏になると水分を取り込んで湿気を抑え、冬場には湿気を放出するという調湿機能を兼ね備えており、無垢フローリングはこの調湿機能を存分に生かした床材と言えます。夏は涼しく、冬は暖かく。木材の柔らかさを感じさせ、吸音性にも優れているという事もあり、近年需要が非常に伸びている床材です。しかし無垢フローリングの特性である調湿機能によって、木材が膨張と収縮を繰り返し、結果的に反りやひび割れが起こりやすいという特徴も存在します。また水を吸収しやすい為にシミになりやすく、傷や凹みも起こりやすいという特徴があります。よって床材を守る為にもコーティングはおすすめなのですが、中でも反りやひび割れに強い耐屈曲性に富んだコーティング方法を選ぶべきであると考えられるのです。

耐屈曲性に優れたガラスコーティング

耐久性や耐屈曲性を向上させる為にも無垢フローリングにとってフロアコーティングはおすすめの方法です。しかし一方、コーティングを行う事で生じるデメリットも存在するのです。その最たるものが無垢フローリングの特性をコーティングによって失ってしまう事。コーティングを行えば当然艶が生まれます。その為、本来無垢材が持つ柔らかさや自然な風合いは奪われてしまいます。施工後は不自然な艶ばかりが目立ち、却って部屋の雰囲気の落ち着きが無くなってしまった、というケースも多いようです。

無垢材は本来、木その物の良さを感じたいという要望に応えて利用されているケースが大半です。その特性を失う上でのコーティングと考えると、多くの人が工事に躊躇してしまうのは当然です。しかし傷や凹み、また反りやひび割れは起こしたくない…。そんな人に特におすすめしたいのが、ガラスコーティングというコーティング方法です。フロアコーティングの種類は大きく分けて4つ。ウレタン、シリコン、UVコーティング、そしてガラスコーティングと呼ばれる4種類です。それぞれの方法に特徴があり、メリット面とデメリット面が存在します。中でも無垢フローリングで最も重視したい耐屈曲性に富んでいるのが、ガラスコーティングなのです。

また、ガラスコーティングであれば艶も控えめである為、施工前と施工後に不自然な光沢が目立たないという特徴もあります。傷にも強く、更に耐水や耐溶剤性が高い為に水拭きや洗剤の使用も可能となります。手入れ方法が難しかった無垢材でも、簡単に手入れができるのも有難い点です。メリット面ばかりに見えるガラスコーティングですが、しかし一方で、仕上がりが滑りやすく、値段もやや高い、更に硬化までに多少時間がかかってしまうというデメリット面も存在します。

まとめ

フロアコーティングの中でも特に耐屈曲性に優れているガラスコーティングは、総体面に優れた人気のあるコーティング方法です。その長所は自然な風合いに仕上がる事と耐久性、安全性の高さ。フローリングの種類は様々あり、それぞれに違った特性が存在しますが、何を重視するかでコーティング方法も大きく異なってきます。トラブル回避の為にも、事前に仕上がりイメージを業者と密に相談し、満足いくフロアコーティングを目指してみて下さい。

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