フロアコーティングとフローリングワックスの違いを解説

傷がなく木目が美しく表れたフローリングは、部屋に適度な温もりと統一感を演出してくれます。しかし木を材料にした床材の為、お手入れを怠ったり間違ったケアをすると、フローリングを傷めたり張り替えの必要も出てきます。

フロアコーティングは費用はかかりますが、一度の施工で数十年の間、美しさと耐久性を保ちます。一方ワックスも手ごろな費用で、ツヤのある美しいフローリングを手に入れられます。

その違いは何でしょうか。フローリングは地道なケアが必要です。フロアコーティングとワックスの違いについて紹介していますので、自分にあったケア方法を見つけて下さい。

フロアコーティングとフローリングワックスの概要

フロアコーティングもフローリングワックスもどちらもフローリングにつやを出し、きれいに保つ効果があります。新居に入居するタイミングで検討する人も多いでしょう。フローリングは木材なので、日常生活の様々な衝撃や水分、汚れが見た目や耐久性にも影響を与えます。どちらも同じような効果が得られることから、どのように選べばいいか迷う人も多いでしょう。大きく異なるのはその費用と耐久性です。

フロアコーティングは一般的には業者に施工を依頼し、部屋の広さにもよりますがおよそ20万から30万円程度の費用が掛かります。しかし一度施工すれば10年から30年の耐久性があり、その後のメンテナンスは乾拭きなどの簡単な掃除程度で済みます。

一方ワックスは、数か月から1年程度の耐久性しかない為、定期的に塗り直す必要がありますが、ホームセンターなどで数百円から高いものでも数千円で購入でき、道具をそろえたとしても1万円程度で済みます。

機能面での違いでは、コーティングを施した床はグリップ性があり滑りにくくなる他、耐薬性や防汚性にも優れます。お子さんやペットのいる家庭では足元が安定し、安心して生活できますし、キッチンなどの水分や油ハネのある場所の掃除も格段に楽になるというメリットがあります。

一方でワックスは水分にさほど強くない為、水分をこぼしたりした後、すぐに拭き取らないとしみになったり、その部分だけワックスが剥げてしまいます。ペットのいる家庭では、ペットがフローリングに粗相をした場合なども、ワックスが取れてしまい白くなってしまう場合もあります。

しかし、これだけでフロアコーティングの方が良いと決められるものではありません。フロアコーティングとワックスではつやの質感が異なります。このつやに関しては好みが別れるところで、ワックスにしか出せないしっとりとしたつやが部屋の雰囲気に合ったり好みに合うという場合もあるでしょう。また耐久性や費用のの面においても、将来的にリフォームを検討しているかどうかなど、総合的に判断して自分にあった方法を選びましょう。

フロアコーティングとフローリングワックスの一番違いは?

フロアコーティングとフローリングワックスの主な違いについては前述のとおりです。効果や耐久性、費用に至るまで違いがあります。またコーティング施工は一般的に業者に依頼するため、大がかりなイメージですし費用もかかります。

その点ワックスはホームセンターなどで手軽に材料を手に入れることができ、手頃な価格で済みます。DIYの経験のある人や手先が器用で、塗装などの作業が好きな人なら自分でワックスをかけた方が早い場合もあります。中にはプロ仕様の材料を扱うお店や通販サイトもありますので、手軽に本格的な仕上がりを求めたい人にもおすすめです。でもフロアコーティングとワックスには根本的な違いがあります。

両者の決定的な違いは、フロアコーティングが一度の施工で数年から数十年もの間、効果が持続しフローリングそのものを強化する内装工事に近いのに対し、ワックスはツヤを出し床材を保護してくれますが、日々の掃除や定期的なケアと同様、フローリングのメンテナンス作業の一環という位置づけであることです。

そして日々のお手入れにも違いがあります。ワックスには耐薬性のないものがほとんどですので、日常の掃除で頑固な汚れを落とそうと中性洗剤やアルコールを含んだ洗剤やシートを使うと、ワックス剤が剥がれてその部分だけ色が変わってしまいます。

次にワックスはコーティングと比較すると耐久性がない為、塗り直しが必要になるという点です。多くは半年から1年程度しか持ちませんので、半年程度のサイクルでワックスを塗り直した方がいいでしょう。ここで忘れてはならないのが、上塗りを続けるのではなく5年に1度程度は、塗り重ねたワックスを剥離剤を使って剥がす必要があるということです。

ワックスの見逃せない特徴として、実は油汚れなどを抱き込みやすいという点がありますので、上塗りを重ねることでフローリングが黒ずんでしまうためです。最後に見た目の仕上がりの違いがあります。つや出しを目的にワックスやコーティングを検討する人も多いと思いますが、コーティングされた床は濡れたような常にぴかぴかな輝きがある反面、ワックスのかかった床は適度なつやでしっとりとした見た目と質感が特徴です。

結局どちらがお得なの?

フロアコーティングとワックスの違いをいくつかご紹介しましたが、結局どちらを選ぶべきなのでしょうか。日々のケアや耐久性を考えれば圧倒的にフロアコーティングなのかもしれません。

フロアコーティングは一般的に業者に依頼する上、その高い機能性からどうしても費用が高くなりますし、どちらかというとメンテナンスやケアというよりは工事に近い施工になります。一方でワックスは全てを自分で作業することができ、材料もそろえやすいというメリットがあります。費用の面でもハードルが低い為、多くの人が悩む点だと思います。

費用対効果という観点では、新居に入居して数十年間、生活していくと想定した場合、フロアコーティングはイニシャルコストがかかりますがその後のお手入れはごく一般的なふき掃除のみです。コーティング施工にも様々な種類がありますが、一般的な家庭では15万円から30万円程度の費用で施工できます。

耐用年数にも差がありますが、多くは10年以上の耐久性があります。一方ワックスは一度に必要な金額としては数千円程度で済みますが、半年ごとに塗り直したり何年かに一度は塗り重ねたワックスを剥がして塗り直す作業が必要になります。仮にワックスがけを業者に依頼する場合はおよそ2から3万円程度、剥離作業は1~2万円程度で依頼できる場合が多いでしょう。

以上の点から、ワックスがけを業者に依頼せず自分ですべて行う覚悟と自信があれば、ワックスの方がお得に済ませることができます。ただしDIY精神で作業そのものを楽しみ、多少の素人感を許容できる場合に限った方がよいでしょう。仕上がりに満足できず、結局業者を呼ぶ事態になっては本末転倒です。

ワックスとコーティングでは仕上がりの質感や手触りにも違いがある為、好みの問題もありますが、自分で一生懸命ワックスを塗ったり掃除をして手入れをすることで、単に部屋の床という位置づけから自分の部屋を構成する一部分になり、愛着が湧くものです。

まとめ

フローリングワックスとフロアコーティングはどちらもフローリングの保護やつや出しを目的にしているもので、どちらも同じようなものと考えている人も多いと思います。しかし両者には根本的な違いもあり、長期的に見ると費用や耐久性などの面でも大きな差があります。

一概にワックスの方が安価でフロアコーティングの方が高価とも言えず、施工を検討する部屋の使用目的や家族構成などで、一番欲しい効果は変わってきます。それぞれの特徴やメリット、注意すべき点までを踏まえて、自分のライフスタイルや性格に合わせたものを選びましょう。

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