抑えておきたいフロアコーティングのトラブル例

床材を美しく保ちたい、または傷や凹みを防ぎながら生活しやすいようにフロアコーティング施工をしたのに、トラブルが起きてしまった。業者へ連絡するもうまく取り合ってくれないし、段取りが分からないので話が進まない。あってはならない事ですが、人の手が入っている以上万が一のトラブルというものは存在します。コーティング施工を受けるにあたって考えられる不具合や、実際に不具合があった時の対処方法について紹介しています。

施工時に起こるトラブルと対処法

せっかくフロアコーティングを依頼したのに、トラブル続きで嫌になってしまう。ここでは実際にあった不具合を交えて説明していきたいと思います。施工時にトラブルが起こりやすいと言われていますが、訪問した担当者のマナーの悪さが発端になることもあるようです。例えば、住宅前に車を停めてしまったため、近隣住民の迷惑になってしまったケースです。コーティング施工は短くても半日かかるので、その間車は放置されたままです。施工当日までに車の確保場所を決めておく、または近隣住民にその旨を伝えておくとスムーズです。

続いては密着不良といって、コーティング材が床材に密着せずすぐに剥がれてしまう事です。原因はコーティング前に十分なクリーニングやワックスを剥離していないことです。また施工前のクリーニングが充分でないためゴミやホコリが入ってしまうケースもあります。稀なケースですが、UVコートを依頼している場合に専用機材を使って硬化させていくのですが、その機材の照射が十分でない場合やムラがある場合に硬化不良を起こしてしまうこともあります。他にも塗布時のムラなどもありますが、これらはすべて業者側のミスになりますので施工時や後に見つけた場合はすぐに申し出るのが良いですね。ここでうまく対応してくれない場合には、しかるべき機関へ相談するのも良いでしょう。

では施工時の不具合を防ぐ為に、ユーザーとして何が出来るのでしょうか?一番確実な方法としては、信頼できる業者へ依頼することです。依頼する前はコストや施工メニューに気を取られてしまうことが多いのですが、実際のところメニューやコストに大きな違いはありません。だからこそ何度も打ち合わせを行った上で信頼できると感じたら契約をするべきだと言えます。こちらの質問や相談に対して面倒だという態度である、または契約する前まではレスポンスが早かったが、その後の連絡がおざなりになっているという業者は注意すべきです。コーティングは素人が出来る施工ではないからこそ、複数の業者を比較し、吟味してください。

数年後に起こるトラブルと対処法

フロアコーティングの施工前、または施工時に起こる不具合や事故は発覚した時点で業者へ伝える事ができるのですが、数年後に起きてしまう不具合も存在します。

施工したては全く問題がなかったが、数年経過することで塗膜が剥がれてしまう。わざと剥がすのではなく、触ってもいないのに自然に剥がれてしまったり、粘着性の弱いテープを貼っただけでもポロポロと剥がれてしまったりする状態です。これは施工時に床材とコーティング材がしっかりと密着していなかった為だといわれます。別の項目で説明したように、密着不良は不具合の中で最も多いといわれています。同じく密着不良から生じる白華というトラブルもあります。これは単なる密着不良ではなく、そこに水分が入ったり湿度、カビが入ることでコーティング材が白く変色してしまったりします。見た目にも悪く、カビや雑菌が入っている場合は人体に良くない影響があります。

これから紹介する不具合は原因特定が難しく、ケースとしても稀なトラブルです。黄変はフローリング材の経年劣化による変色が原因だとされていて、白っぽいフローリングの場合は目立ちやすいといわれています。続いては艶退けです。文字の通り艶がなくなっていくことを指しますが、この場合は一部のみの艶退けのため目立ってしまう事が挙げられます。原因は細かな擦り傷だといわれていますが、早い段階で艶退けが生じた場合は硬化不良によって、硬化レベルが下がっていることが挙げられます。他にもひび割れやガラス系のコーティング施工をしている場合は、コーティング剤自体が割れてしまうこともあります。

原因が様々であり、且つ住宅環境にも左右されるので特定が難しくフォロー方法も補修、または再塗装がメインです。これらの不具合が発覚した時に「数年前だし対応してもらえるはずがない。」と思わずに、まずは業者へ問い合わせをしてみましょう。施工時に保証がついている事がほとんどですので、すぐに突っぱねるのではなくしっかりと話を聞いてくれるといえます。証拠を残す、という意味合いでは写真を撮るのも良い方法です。

再施工になった場合自己負担する必要がある?

事故や不具合が発覚し、業者へ相談したところ再施工が必要になった。それは良いことですが、その費用は誰が負担するの?ユーザーとしては、業者が負担して欲しいと思うけれどその定義があいまいなのでどうすればよいのかわからない。フロアコーティングを提供している企業では保証規定を設けていることが多く、契約時に約款をもらえる、またはウェブ上にアップロードされています。すぐに問い合わせをするのも良いですが、まず状況確認をするために約款を確認してみましょう。すると「業者側の責任であれば、業者にて費用負担(再塗装)を行う。」と掲載されていることがほとんどですが、この判断はどこで行うのでしょうか。

例えば硬化不良や密着不良の場合は、施工時のトラブルであるのでユーザー側で対処のしようがありません。いくらこちらが気を遣ったとしても、施工をするのは業者ですのでこの場合は業者側で負担してくれるケースが多いといえます。反対にひび割れや経年劣化によるトラブルに関しては、ユーザー側に責任があると見なされることが多いので費用は自己負担になるケースが多いと言われています。

とはいっても一般的なケースになりますので、状況を把握したらまずは業者へ相談してみましょう。その際にさらなるトラブルを避けるために、業者へ了解をもらった上で会話を録音すると良いですね。また仲介してもらった業者の場合、依頼先と施工をした企業が異なる場合があります。この場合は両方に相談をする必要があるので、一方で断られたからと言って泣き寝入りする必要はありません。再塗装や再施工は正にケースバイケースとなりますので、できる限り自分でできる証拠集めや状況判断を行うことで業者側が再施工費を持ってくれることもあります。
しかし真実をでっちあげたりクレームを入れたりすると、業者側の心情も悪くなりますのであくまでも冷静に話し合う事が重要です。フロアコーティングは安価な施工ではありませんし、一生住む住宅だからこそ正しい知識をつけ、しっかりとこだわりを持って頂ければと思います。

まとめ

人の手が入る事象はどうしてもミスが発生してしまうものですし、トラブルをゼロにする事はできません。だからこそ起こりやすいトラブルや不具合をしっかりと把握し、対処方法を知っておくことが重要です。

ちなみにトラブルにも施工前・施工時・施工後に分けることができるので、トラブルが発覚した時点でどの種類に分類されるのか切り分けを行うとスムーズです。また再施工が必要になった場合の費用負担ですが、フロアコーティングを承った業者の保証規定に左右されます。契約時に書面で渡されているかウェブに公開されているので、必ず目を通しましょう。仮に保証規定を掲載していない業者は信用できないので、そもそもの契約を結ばない様にしてください。

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