サンプル用フロアコーティング材のテスト方法

サンプルが届いたら、その場で結果がわかる簡単な実験をしましょう。業者が提供するサンプルはフロアコーティングに対する自信の表れでもあります。そしてコーティングの耐性を私たちの手元で見て確認できる唯一の機会でもあるのです。耐傷性、薬品への耐性を見るには少々手荒な方法にはなりますが、もしものときのコーティングの強さを結果として目の前で見るとそれが施工時の安心にもつながります。私たちが簡単に確かめられる方法をみていきましょう。

耐傷性のテストには金属や金たわしを用いる

施工の状態を見るには業者のショールームで確認するのが一番ですが、忙しくて時間が取れないときはコーティングした床材のサンプルを見るだけでも参考になります。あちこちの業者からフロアコーティングの床材サンプルを取り寄せて仕上がりをひと通り確認したら、あとはどれだけ耐えられるかを実験してみたくなりませんか。コーティングによりツヤが出るもの、つや消しのもの、滑り止め効果のあるものなど、どの業者も見た目が美しくきれいに仕上げてくれるのは当たり前なので、コーティング剤の実力を簡単な実験で確かめます。

かなり手荒なものにはなりますが、傷の付き具合のテストをサンプルが届いたら試してみてください。コインで床材の表面をゴリゴリこすってみます。細かい傷を見るには、金たわしでこすります。普段の生活の中で考えると、金たわしで床を磨くことは相当頑固な汚れでない限りないとは思うのですが、どこまでの耐傷性があるのかを見るには簡単でわかりやすい方法です。手元にサンプルが届いても納得できないときには、動画で実際の効果を公開しているものがあります。検索するとたくさんヒットしますので見比べると参考になります。コーティングの中でもウレタン樹脂を紫外線で瞬時に固め、施工期間が短く補修やリコートが容易で品質ではトップクラスと言われているのがUVコーティングです。

そしてもう一つ、耐久年数が20年から30年とも言われ塗膜の硬さでは最強、水拭きが可能なガラスコーティングがあります。コインや金たわしでこするような過酷な実験も問題なくクリアしています。耐久年数や金額に比例して耐傷性が増すコーティングであるとみても良いのかもしれません。衝撃や細かい摩擦に耐えるのは、フロアコーティングの宿命とも言えるでしょう。

薬品耐性テストにはマジックと除光液を含む有機溶剤を使おう

傷に対する耐性を確認したら、次は薬品に対する耐性の確認です。薬品でなくても、日ごろ生活していると食べ物を落としたり飲み物や水をこぼしてしまったりと汚すことが多いのでフロアコーティングが変色しないか、跡が残らないか気になってしまいます。薬品の耐性テストには、油性マジックと除光液などの有機溶剤を使います。サンプルには、コーティング面、床材そのままの面、ワックス面が並んでいて比較しやすいようになっているものがあります。

もし、子どもが油性のペンで床へ落書きをしてしまったら?これは小さなお子さんがいるご家庭では考えられそうな場面だと思います。落書き落としが手元になければ、アルコールやエタノール、身近なものではマニキュアを落とす除光液やジッポライターのオイルなどが油性マジックを消してくれます。これらの有機溶剤は、フロアコーティングにどのような影響があるのでしょうか。考えられるのは、コーティング剤の剥離と油性マジックが床材へ染み込み黒っぽく残ることです。コーティング剤は薬品に対しては耐性が高いものが多いのですが、ペットのアンモニアなど特定のものに対して化学反応を起こし白っぽく変色したり、シミになってしまうものや拭き取るときにコーティングが剥がれてなくなることがあります。床を汚してしまうものには酸性やアルカリ性のものがあり、それぞれに反応するようではコーティングの耐性に問題が出てきてしまいます。

万が一、コーティングが剥離してしまってもリコートできるフロアコーティングがありますので業者へ尋ねると良いでしょう。毎日使うものだからいつ何が起きるかわかりません、そんなときのリコートのしやすさもフロアコーティングを選ぶ際の基準になると思います。

テストを終えたらサンプルの傷や状態を確認する

取り寄せたサンプルだからこそ試せる、耐性テストです。通常でならありえない条件でもサンプルで確かめられる唯一の機会です。手で触って感触が変わっていないか、サンプルに光を当てて色やフロアコーティングに変化はないか比べます。テストの直後と数日が経過してもう一度確認してみましょう。複数取り寄せた場合は、同じコーティングを業者別に並べると一目瞭然です。ここで比較できるのは、傷が入ったときの見え方とコーティング剤の変化になります。

床にサンプルを置いてみると手元と遠くでは傷の見た目が違います。塗膜の艶やお部屋の雰囲気の変化などはやはり大きな面積のほうがわかりやすいので、可能ならショールームで確認しておくことをお勧めします。身近にフロアコーティングを施工した方がいるなら、話を聞いて見せてもらうのが納得する近道です。コーティングをすると、床材の色の変化や艶一つで光の反射の仕方や雰囲気が思っていた以上に変わってしまうことがあります。現在は床材の色合いがほとんど変わらないように工夫されているコーティング剤もありますが、使用している成分は同じでも、それぞれの業者でコーティング剤の配合率が変わりますので一社だけの結果で満足せず、複数の業者によるサンプルのテストで比べて慎重に選びたいものです。

事前にお部屋の用途や水回りのように汚す原因になるものがわかっている部分については、フロアコーティングの種類だけでなく床材選びも大切です。メンテナンスがしやすいかどうか、施工内容で悩めるのはサンプルが手元にあるうちだと思います。業者の知識と実績、テストの結果や施工内容、私たちが求めているものが一致できれば、思い通りのフロアコーティングができるのではないでしょうか。

まとめ

業者から取り寄せたフロアコーティングのサンプルで、コーティングの強さを確かめることが業者選びの第一歩です。実際にコインや金たわしでこすって耐傷性の高さを、油性のペンと有機溶剤で薬品に対する耐性を見ました。過酷なテストに見えますが、日ごろの生活の中で想定外のことが起こりフロアコーティングが剥離してしまったと嘆くよりも、事前に試して納得しておくことで安心も一緒に買えるのではないでしょうか。同じコーティングでも配合率の違いでコーティングの質が変わります。業者から提供されるサンプルと資料をもとに、実際に自分の目で確かめて賢く選びたいものです。

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