フロアコーティングで失敗しないために出来ること

フローリングを見た目にも綺麗にしたい、キズやヘコミを目立たなくしたいという思いから始めるのがフロアコーティングです。しかし、仕上がりのイメージをしっかりと把握しているでしょうか。どういった点に重視して施工を行いたいのか、考慮しているでしょうか。具体的なイメージも無く、フローリング材に合わないコーティングを選べば大きな失敗をしてしまいます。コーティングで失敗しない方法をまとめてみました。

建物にあったコーティング方法を選ぶ

フロアコーティングの施工は安い買い物ではありません。思い通りのコーティングが出来ず、失敗するなんて絶対に避けたいものです。失敗しない為に自分の住環境に相応しいコーディングについてしっかりと考える姿勢が必要です。コーティングには様々な種類がありますがメリット面とデメリット面が存在します。例えば水性コーティングはワックスと呼ばれるものですが、油性コーティングと比べると安価で簡単にできます。

ホームセンターで塗膜剤を購入する事もできて個人で塗装する事も可能です。安価な塗膜剤は面積の広い商業フロアなどでも施工しやすいですが、耐久性も弱く半年や1年に一度のペースで塗装し直す必要もあります。戸建て住宅の場合であれば問題ありませんが、隣同士がかなり密接している集合住宅はコーティング剤の臭いも気になる点です。値段や耐久性と合わせて臭いもよく知っておく必要があるでしょう。また、フローリングには合板の物と無垢材を使用している物が存在します。無垢材の魅力は木その物のぬくもりや柔らかさを感じさせてくれるという点にあります。木がまるで呼吸しているように水分を吸収、放出を繰り返し室内の温度を一定に保つ役割を果たしてくれます。

近年、無垢材フローリングを選ぶ人が増えてきましたが、無垢材は水分を吸収しやすい為、水を零してしまうとシミになりやすく、また割れや滑りやすさが難点ともなります。これらの難点を克服したいならばフロアコーティングがおすすめですが、無垢材のメリットが失われてしまうという見方もあります。フローリングの種類によってコーティングが出来るかどうかの答えも変わってきます。綺麗に見えるという安易な理由だけに捉われず、業者に相談してしっかりと検討するようにしましょう。

仕上がりのイメージをしっかり伝える

コーティング工事と聞けば何となく塗膜剤を塗装して終わり、ぐらいのイメージを抱きがちですが、実際のところ、業者の技術レベルによって大きく左右される工事であると考えられます。コーティング施行の内容は塗装だけではなく、微細な塵やゴミを塗膜剤との間に入れないよう、徹底した掃除を行い、既存するキズ跡やヘコミを修復し、ワックスや塗膜剤の剥離作業、そして塗装といった一連の流れが存在します。そしてその全ての作業に技術レベルの高さが必要とされます。

依頼者は施工について説明を受けるかと思いますが、業者の説明を一方的に聞いているだけでは業者の都合の良い方法で工事が進んでいく事になりかねません。業者側もまた、どういったコーティングを依頼者が望んでいるのかが把握出来ない為に、依頼者側の意図とは異なる案を提示してしまうのです。一度コーティングを施してしまうと、やり直しは中々効きにくく、住空間を損ねてしまう危険性もあります。そういった失敗を防ぐ為にも、依頼側はまず仕上がりのイメージをしっかりと持っておくという事が重要です。具体的にどういった仕上がりにして欲しいのか、サンプル画像などがあればそれらを用いて説明した方が分かりやすいでしょう。

具体的な仕上がりイメージが湧かない場合は、時間をかけてでも業者と意見を交換し合いながらイメージを固めていって下さい。子どもがいるのか、耐年数の優れた物が良いのか、滑らない物が良いのか等々。無垢材でのコーティングも近年では注目されるようになりましたが、無垢材の風味をそのままにしたいならば、その旨をはっきりと伝えなければ意味がありません。どういった仕上がりにしたいかを業者に伝える事を念頭にコーティングを行いましょう。

何を一番重要視するか

コーティングの方法を選ぶ際に重要となるのが、何を重視しているのかについてです。安易に値段だけに注目していると、思わぬ欠点が発覚してしまう危険性もあります。それぞれのコーティング方法についてしっかりと把握し、状況に最適なコーティング方法を選ぶように心掛けましょう。ウレタンコーティングは最も安価で臭いも少なく、艶も控えめで自然な見た目となるでしょう。最近では安全性の高い水性塗料を使用しているケースも多いようですが、基準に満たしていない薬品を使用している可能性もあるので、小さな子どもやペットが居る家であればおすすめは出来ません。

ガラスコーティングはウレタン以上に料金設定が高めですが、無機質の液体ガラスを原料にしたコーティング塗膜剤ですので、小さな子どもやペットがいる家でも安心です。艶も光沢もありますが、光沢の抑えたマットな質感を出す事も可能です。シリコンコーティングの料金もやや高価ですが、揮発性に優れている為、フローリング以外の洗面所やキッチンといった水周りでも施工ができる点がおすすめです。ただし、耐久性が他のコーティングと比べて低い為に、長く居住を考えている人にとっては施工し直す必要性が生じます。

UVコーティングの料金は高く設定されていますが安全性に優れ、塗り直しも不要で耐久性も優れており、家族が多い家におすすめです。フローリング以外にもキッチンや風呂、トイレといった水周りの防カビ防汚コーティングも可能です。床だけではなく、窓や壁なども油やヤニ、埃の吸着を防ぐ為のコーティングも可能となりましたがメリットとデメリットが存在します。場所や環境を加味し、自分にとってベストなコーティングを選ぶようにしましょう。

まとめ

フロアコーティングは業者によって仕上がりに大きな違いを生む工事です。一社の業者の話だけを軽く聞いているだけとか、コーティングの種類も施工方法も全て業者任せにしてしまうと、依頼者側の要望は反映されずに、場違いのような仕上がりになってしまう事もしばしばあり得ます。このような失敗をしない為にも、業者とは綿密なコミュニケーションを取り、どのような点を重視したいのかをしっかりと伝えておくのが鉄則です。

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