耐久年数から選ぶ、フロアコーティングのコーティング材

フロアコーティングには様々な種類があることは前述した通りです。成分や安全性だけでなく、素材によってコーティングの耐久年数も異なるため事前にしっかり調べておくことが大切です。なるべく長くもった方がお得感もありますし、良いものであるとの思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか。コーティングの種類に合わせた耐久年数の説明を含めながら紹介していきたいと思います。

どれだけ違う?コーティング材の耐久年数

では、フロアコーティングの種類ごとに、どれくらい耐久性があるのかを紹介していきたいと思います。まずは人気の高いガラスコーティングからです。こちらの耐久年数は、平均して20年から30年程度と言われています。無機質素材で安全性も高く、傷が付きにくいという特徴がありますが、年数を重ねるごとにフローリングで起こりがちな床材の膨張や収縮を防ぐという役割も持っています。

次にUVコーティングの場合です。こちらもガラスコーティングと同じくらいの耐久性があり、年数としては20年から30年程度になっています。光沢が強く日光の日焼けから床を守ってくれますし、薬剤からも守ってくれるという特徴があります。次にシリコンコーティングの耐久年数ですが、こちらはガラスやUVより少し短く、平均として15年から25年くらいと言われています。シリコンコーティングはフローリングとの密着性が高く、途中で塗り直すことも可能です。

次は敏感肌の方などにおすすめのウレタンコーティングについて紹介します。こちらの耐久性はあまり高いとは言えず、3年から6年程度の耐久性だと言われています。再施工も難しいコーティング法なので短期間で使用する方に向いているかもしれません。そんなウレタン加工よりも耐久性が低いのがアクリルを使ったコーティングです。アクリルの耐久年数は1年から3年程度で、賃貸アパートのクリーニング時などのよく使われているようです。耐久性が低い分、施工にかかる料金も一番安いことが特徴です。

他にも、35年も耐久年数があると言われているダイアコーティングや、環境に優しく10年から20年程度はもつと言われているセラミックコーティングなどもあります。

耐久年数は長ければ長いほどいいの?

フロアコーティングの種類によって、どのくらいの年数に耐えられるのか、大きく差が出るということをお分かりいただけたと思います。家は長く住むものなのでフロアコーティングの寿命も長ければ長い方が安心だと思います。しかし、お手入れの方法を誤ってしまったり、設置している家具の重さや、ペットなどの爪痕、その他生活する上でフローリングに掛ける負担が大きければ大きいほど、コーティングの寿命も短くなってしまいます。
寿命が近づいてくると、コーティング部分にヒビが入ってしまったり、ツヤがなくなり変色してきたり、今までスムーズに掃除できていたのが何となく滑りが悪くなって掃除しにくくなったりという現象が起きます。

なるべく長持ちさせるには、お手入れ方法を正しく丁寧に行い、フローリングへの負担を少なくするような努力が必要になってきます。しかし、日常を送る上でフローリングを傷付けてしまうのは致し方ないかもしれません。予め、床は傷付くものだと諦めて劣化したらまた施工しなおせばいい、というのもひとつの考えです。

何度か施工をし直しながらフローリングの美しさを保つという方法もあります。しかし注意しなければいけないのは、コーティングの種類によっては、再度施工することが不可能なものもあるということです。敏感肌の方などにおすすめのウレタンコーティングなどは、再施工が不可能と言われていますので、長い目で見た場合は注意する必要があります。

コーティング後に、誤って傷を付けてしまったりコーティング剤を剥がしてしまったりというトラブルはつきものです。その際に施工し直すことができる素材であるかどうかも、契約前にきちんと確認しておく必要があるでしょう。

色々な特徴を総合的に比較して、使用するものを選ぶようにしよう

フロアコーティングを長持ちさせるかどうかは、それぞれの生活パターンによって異なってくるということになります。住居は大切な空間ですが、終の棲家として長く住む家なのか、賃貸として一時的に住んでいる家なのかでも違ってきます。また、今は小さい赤ちゃんがいても、その子もいずれは成長し家を出る日が来るかもしれませんし、一緒に住んでいる両親が杖を使ったり、車椅子を使用して介護が必要になってくるというケースも出てくるでしょう。

長い年月とともに人々の生活環境は変化し、その都度生活環境に合わせて家も住みやすく変化していくものです。子供を危険から守るために付けていたストーブ囲いが不要になったり、逆に今までは不要だった手すりを両親のために付け足したり、お風呂やトイレをリフォームしたりと、住む人々に合わせて家の中が変化するように、フロアコーティングも変化していく可能性があるのです。ですので、今だけの生活環境のことだけでなく、10年後や20年後のことを想定しながら選んでいくことがおすすめです。

臨機応変に考えるのであれば、耐久年数にはあまり拘らなくてもいい、という人も出てくるかもしれません。また、フロアコーティングの料金は種類によってピンからキリまであります。高い方が強度や安全性などが増すのは確かですが、どんなに高価なコーティング剤を綺麗に使用しても、フローリングは次第に劣化してしまいますし、メンテナンスが必要になってくるケースも出てくると思います。

そのことも踏まえて、今あまり予算に無理をすることもおすすめはできません。将来的な生活環境の変化を想定し、今の予算など、総合的に考慮した上で的確なコーティング剤を選ぶようにしましょう。

まとめ

それなりのお金を払ってコーティングしてもらうのですから、確かに数カ月で劣化してしまうのは納得できません。しかし、長い耐久年数のものを選んでも、将来もそのコーティング法で生活パターンに合っているかと言えば、そうでないことも想定されるのです。現在のことだけに留まらずに、長い目で見てフロアコーティングを選んでください。

TOPへ戻る