水性と油性、コーティング材はどちらがおすすめ?

フロアコーティング剤には、水性のものと油性のものとがあります。前述で紹介しているコーティング剤の種類も、水性タイプのものと油性タイプのものとに分かれているのです。どちらのタイプのコーティング剤が優れているのでしょうか。値段などもどちらが安いのか、気になるところです。料金の違い、耐久性の違いなどを中心に、それぞれ紹介していきたいと思います。

2つの価格はどれくらい違うのか?

まずは、水性コーティングと油性コーティングの種類を見ていきましょう。水性のものは水に樹脂を溶かしているコーティング剤のことを言い、油性のものは石油やシンナーなどの溶剤に樹脂を溶かしたコーティング剤のことを言います。それぞれにメリットがあるので用途に合わせて使い分けることができます。水性コーティングの主なものは、水性ウレタンコーティング、水性アクリルコーティングなどが主に挙げられます。

油性コーティングとして使われているものは、ガラスコーティング、UVコーティング、シリコンコーティング、アクリルコーティングなどです。それぞれのコーティング剤の種類から見ると安全面や耐久年数は油性コーティングの方が上回っているように思えます。

ですが、水性にもメリットがあり、油性では密着性が弱くなるような材質のフローリングでも問題なく使用できたり、油性に比べると刺激や匂いも少ないことから、そういったことを気にする方にも水性タイプはおすすめです。

では、それぞれ料金に違いはあるのでしょうか。1平米あたりの平均相場で言うと、油性コーティングが5千円前後なのに対し、水性コーティングは千五百円前後とだいぶ安いことが特徴です。短期間しか住まないような賃貸物件や、一時的に使用するオフィスなどのフロアコーティングであれば、料金の面から見ても水性タイプの方がいいかもしれません。それぞれの用途や予算などから選ぶことができますが、それぞれにどんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのかをきちんと把握した上で選らばなければいけません。料金は油性タイプの方が圧倒的に高額であることが分かりましたが、耐久の面ではどうでしょうか。次に紹介したいと思います。

耐久性に違いはある?長く使えるのはどっち?

単純に、マジックペンなどと同じように、油性は落ちにくく水性は水で洗い流せるというイメージがあると思います。フロアコーティング剤にしても根本的には同じです。ガラスコーティングやUVコーティングなど、耐久性が高いコーティングは全て油性タイプのものです。耐久年数も20年以上になっているものがほとんどです。料金が高額である理由も納得できるかと思います。他にも油性タイプの方が耐水性に優れていたり、薬品などの耐久性も強かったりというメリットもありますし、あまり手入れをせずとも長く使えるというメリットもあります。

逆に水性タイプの方は、耐久年数も短く、コーティングの種類によっては1年から3年程度しかもたないものもあります。耐水性にも弱く、薬品などが掛かってしまえばコーティング剤ごと溶けてしまう可能性もあります。しかしながらメリットもあるのです。重ね塗りや補修がしやすいので、光沢がなくなってきたり、傷が付いてきたりといったフローリングの劣化を発見次第、すぐ施工し直すことができます。しかも料金が安めなので気軽に依頼しやすいというメリットもあります。

逆にガラスコーティングやUVコーティングだと、後からの補修が難しかったり再施工できないという落とし穴があります。定期的にメンテナンスをしながらコーティング効果を持続するか、最初に高い料金を払って一回だけの施工で耐久性の高いコーティング効果を持続させるか、各自の生活環境や用途、予算などを考慮し、それぞれのメリット、デメリットを踏まえた上で選択する必要があります。一概にどちらのコーティング剤の方が優れているとは言えず、どちらも良いところも不十分なところもあるので、自分に見合った方を選ぶようにしてください。

最近のトレンドは水性のコーティング材

最近は水性タイプのフロアコーティングが流行っているようです。もともと歴史の長いコーティング剤なので馴染みがあると言えばそうですが、他にも理由があるようです。まず、市販のワックスに頼っていた方にとっては大きな味方となるようです。油性タイプよりも耐久性は劣るものの、市販ワックスをこまめに塗っていた頃よりも大幅に手間はなくなりますし、掃除もしやすくなります。

また、施工費用が安いということも大きなメリットでしょう。昨今は中古マンションや一軒家などをリノベーションして新たな住居にする、という方が増えてきています。中古物件をリノベーションした方が新築を建てるよりも大幅にコストダウンできますし、自分達で好きなようにレイアウトできたり、壁や床の材質はもちろんのこと、ドアノブひとつから選べる自由さとオリジナル性に大きな魅力を感じている方が多いようです。気軽に家の中を変えられる時代ですので、今ある壁紙に飽きてしまったり、今の床の色に飽きてしまえばいつでも替えることができるのです。そんな感覚の方が増えている分、耐久性はさほど長くなくてもいいから、途中で何度でも補修できる水性タイプのコーティング剤に人気が集まっているのかもしれません。

また、成分的にも安全性が高く、コーティング剤独特の臭いなども少ないことから、ご近所への迷惑にならない点も嬉しいポイントです。実際には、どんなに注意をしてもフローリングは多少傷ついてしまうものです。そのことに囚われて生活するよりも、いつでも再施工できるという大らかな気持ちで、伸び伸びと生活した方がいい、という志向の方が増えているのも人気理由のひとつかもしれません。まとめると、安全でコストも安く、いつでも再施工ができるという点がポイントでしょうか。

まとめ

どちらのタイプのコーティング剤も、それぞれメリットがあり、デメリットもあります。どちらがいいかはフロアコーティングをしようと思ったご自身で決めるしかありません。快適なフロアコーティングライフを送るために、耐久性が長い方がいいのか、気軽に替えられるタイプの方がいいのか、じっくりと考える必要があります。

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